脳神経外科・内科 眞壁クリニック
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糖尿病のお話


厚生労働省の2005年の調査によると、医療機関で治療を受けている糖尿病の患者さんは国内で約 247万人います。しかし実際の患者数はその3倍以上で、予備軍も含めると実に日本人の人口の10%以上が糖尿病と推定されています。
 糖尿病は自覚症状が少ないために、このように病気に気が付かない人や気付いていても治療していない人がたくさん居るのですが、治療しないでいると、脳梗塞などの重篤な障害を起こすのがこの病気恐ろしいところです。


当院では糖尿病の診断、治療、指導に関し、専門的知識をもって取り組みます。

糖尿病と脳卒中を一度に治療したい方。
脳卒中の麻痺があり、運動療法ができない方。
糖尿病治療中で血糖値が安定しない方。
血糖値やヘモグロビンA1cを診察日にすぐ知りたい方。
合併症についてよく知って対処したい方。
インスリン注射が必要といわれた方、またはインスリン注射中の方。
両親や兄弟が糖尿病と言われていて、糖尿病かどうか検査したい方。

当院へご相談ください。

 
糖尿病ってどんな病気?


糖尿病は血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高い状態が続く病気です。

血液中のブドウ糖は、私たちが体を維持したり活動する際に細胞に取り込まれてエネルギー源として利用され、生命維持に必要不可欠なものです。体は食物として摂取したエネルギー源を一部は血液中のブドウ糖として利用し、残りは肝臓にグリコーゲンという物質として蓄えます。身体活動をすると血液中のブドウ糖がまずエネルギー源として利用され、血液中のブドウ糖が消費されるとグリコーゲンが分解されて再びブドウ糖となって血液中に放出されます。このようにして、活動のためのエネルギーが常に維持され、血糖値は一定の範囲内(だいたい70〜140 mg/dl)におさまっているます。

細胞が血液からブドウ糖を取り込んでエネルギー源として利用するときに必要なのがインスリンです。インスリンはすい臓から分泌されるホルモンですが、様々な理由でこのインスリンがうまく作用できなくなると血液中のブドウ糖は有効にエネルギー源として利用されず、血糖値が上昇してしまいます。これが糖尿病です。



インスリンがうまく作用できなくなる、これを
インスリンの作用不足と言いますが、これにはインスリンのすい臓からの分泌が悪くなる場合と分泌されたインスリンが細胞にうまく作用できなくなる(これをインスリン抵抗性といいます)場合があります。長年にわたる食べすぎ、肥満、運動不足などの悪しき生活習慣は様々な程度でインスリンの作用不足を引き起こし、糖尿病の原因となります。また、もともとインスリンの作用不足を起こしやすい体質もあるようです。


血糖値が高いと何がわるい?


血糖値が高いだけでは実は
自覚症状はほとんど無いことが多いようです。そのため糖尿病と言われてもぴんとこず、放置してしまいがちです。

しかし、症状がない間に高血糖は全身のさなざまな臓器に障害をもたらします。特に神経と血管を中心とした臓器で障害が起こりやすく、
神経、目、腎臓の機能低下起こりやすく、これを三大合併症と呼んでいます。

神経障害;手足のしびれや痛み、感覚の鈍麻、下痢や便秘を繰り返す、立ちくらみ、味覚が鈍くなる、発汗異常、排尿障害、勃起障害など、さまざまな形で全身にあらわれます。放置すると激痛になったり、足の壊疽の原因となります。

網膜症;網膜は目の中でカメラのフイルムのように物を映し出す役割を果たしています。高血糖により網膜の血管が詰まったり出血したりという障害を起こし、視力低下を起こします。突然失明する場合もあります。

腎症;腎臓は体内の老化物をろ過し尿として排泄する重要な機能をもっていますが、腎症が進むにつれ、尿をつくる機能が低下し、最後には人工腎臓によって、腎臓の機能を代行する透析療法をしなければならなくなります。



そのほか、脳卒中や心筋梗塞の原因となる
動脈硬化も放置している糖尿病の比較的早期から進んでいるといわれています。


糖尿病が怖いのは、これらの合併症です。
合併症が出てからその治療をするよりも、なるべく出ないように、または出てもそれを進めないようにすることが大切なのです。糖尿病をしっかりコントロールしておけば、合併症を防ぐことができます。


糖尿病を管理することで、糖尿病であっても、健康な人と同じ寿命を全うし、健康な人と変わらない日常生活の質(QOL)を維持することが
治療の目標です。


糖尿病の検査

血糖

血液中のブドウ糖濃度のこと.健康な人の早朝の空腹時の血糖値は110 mg/dL 以下で、食後でも160mg/dL を超えることはあまりありません。糖尿病の人も、できるだけこの値に近づけることを目標に治療します。

HbA1c(ヘモグロビンA1c)

過去1〜2カ月間の血糖コントロールとよく関係する数字です。ヘモグロビンA1Cが高ければ、その時点の血糖値は正常だとしても、1〜2カ月間は血糖が高い状態が続いていたことがわかります。
健康な人は 4.6-6.2パーセント(NGSP)です。
糖尿病の人で
ヘモグロビンA1Cが6.5パーセントを超えた状態が続くと、合併症が進みやすいと言われています。(日本糖尿病学会では、2012年4月1日よりHbA1cの表記を日常の診療において国際標準値(NGSP値)を使用することの決めました。これまで使用していた数値(JDS値)よりおよそ0.4%高くなります。)
 

当院では糖尿病の患者さんの毎月の受診の際、診察前に血糖とHbA1Cを測定します。結果は10分以内に出ますので、診察の際にお話することが出来ます。現在のコントロール状態を知ることで、家庭における食事・運動療法がうまく行われているか、お薬はあっているのか、患者さんとともに考え、治療に役立てます。



そのほか、動脈硬化の進展を評価するための頚動脈エコー、腎症の評価のために尿中アルブミン測定、神経障害の評価のための神経学的診察、心電図を用いた自律神経機能評価、脂肪肝などの評価のための腹部エコーなど、それぞれの患者さんの状態に応じて定期的に必要な検査を院内で行っています。網膜症の発見や治療のために、眼科の先生もご紹介しています。


糖尿病の治療

糖尿病は自己管理の病気です。血糖を管理して出来るだけ健康な人と同じ血糖にコントロールすることが治療の目標となります。血糖コントロールのためには、食事療法・運動療法が基本となり、不十分な場合には薬物療法を行います。

食事療法;糖尿病では食事療法がすべての基本です。食事療法が守られていないと、薬物の効果も不十分となります。身長と日常生活における活動量から算出した必要カロリーをお話しし、必要に応じて栄養指導を行います。カロリー表示した食品や宅配の利用もお勧めです。


運動療法;運動で余分なエネルギーを消費することだけではなく、脂肪を消費して筋肉をつける、心肺機能が向上する、血行改善、ストレス解消など、運動療法には様々な効果があります。全身を使い、毎日できる運動をしましょう。


薬物療法薬物療法には飲み薬(経口血糖降下薬)とインスリン注射があります。脳神経外科では救急の患者、手術の前後等、重篤な患者でもごく普通にインシュリンを使った血糖コントロールを行います。脳卒中の後遺症などで食事療法、運動療法では血糖のコントロールが不十分な場合にはこれらの助けを借りてコントロールを行います。それぞれの患者さんの体や生活の状態に応じて薬を選択します。


このページでは、順次糖尿病の話題を取り上げていきたいと思います。こんなことが知りたい!というテーマがございましたら、お知らせください
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